タングルウッドという馬。
今年の3歳牡馬クラシック戦線はいつになく盛り上がりを見せている(気がする)。
今年の中心は何といっても、3連勝で2歳王者、そして弥生賞を完勝し4連勝で堂々主役に名乗りを上げたダノンプレミアムだろう。
ワグネリアン、ジャンダルムといった重賞ウィナーに加え、暮れの阪神で怪物の片鱗を見せたオブセッションを完封した弥生賞で、ますますダノンプレミアムの評価は高まる一方である。
また、ダノンプレミアムの前に2戦連続2着に敗れたステルヴィオがスプリングSをハナ差ではあるもののきっちり勝ち、これまたダノンプレミアムの評価は高まったであろう。
ただこのハナ差、着差以上に完勝にも見える内容だろうか? 確かにエポカドーロが1〜2馬身抜け出し大勢決したところを差し切ったあたりは評価するものの、この相手がダノンプレミアムなら間違いなく差し切れない。エンジンのかかりが遅いからである。
また、エポカドーロは10月のデビューから休養を経て未勝利、500万下と連勝してきた勢いのある馬だが、前評判はさほど高くなかったはず(結局3番人気だったけど…)である。
…が?
このエポカドーロという馬、実はデビュー戦の面々がなかなか濃い。
皆さん、タングルウッド という馬をご存知でしょうか。
この馬です。エポカドーロのデビュー戦の勝ち馬です。(この時エポカドーロは3着)
前置きが長くなりましたが、ここからが本題。
このタングルウッドという馬、実はとんでもない馬なのではないかと思い、この新馬組である程度走れた馬は全頭注目して見てきました。
着差が著しく開いた8着馬以下を除外した7頭に注目して見ていきましょう。
1着 タングルウッド
→骨折(?)で休養。
2着 サトノエターナル
→未勝利。脚部不安で思うようにレース使えず。
3着 エポカドーロ
→スプリングS2着。
4着 ハーツフェルト
→未勝利勝ち。ハイレベルだったフリージア賞は使い詰めには厳しかった。
5着 カフジフロンティア
→未勝利。夏までには勝てそう。
6着 ウェーブスピリッツ
→未勝利。この馬に関してはあまり強調材料がありません、ごめんなさい。
7着 アイトーン
→京都2歳S4着、若葉S1着。
以上の通り、2〜7着馬のうち半分の3頭が勝ち上がり(一応9着馬のアラウンは地方で勝利を収め、500万下にクラス分け)ました。その中でもエポカドーロとアイトーンの2頭が皐月賞の権利を獲得。
3着馬のエポカドーロがここまでやれるのは想定内でしたが、7着馬のアイトーンまでやれたことである程度のレベルの高さは示せたと思います。
まあ、アイトーンはこの新馬戦でかなり出遅れたものの最後は上がり最速で回ってきたのを見て、ゲートさえ決まれば何とかなるのではないかとは薄々気づいてましたが。
おかげで 未勝利、500万下、そして若葉S 全てアイトーン軸で馬券を当ててきました。笑
あ、今の馬券のくだりは要らないか。笑
ここで話は戻りますが、このデビュー戦の勝ち馬のタングルウッドが凄い馬である可能性を秘めてたか、以下の画像をご覧ください。
かなり限定的な抽出のデータではありますが、ここに名を連ねるのは名だたるG1馬たち。(アンセムとロカが案外だったのは残念…)
これらの馬たちは全て後方からの競馬で、自身でラップを生み出したのがタングルウッドのみなので単純な比較はできないですが、なかなか出せない時計であるのはよく分かりますね。
そして、タングルウッドは中内田厩舎の馬です。この厩舎が新馬から馬を仕上げて出すことに長けているのと、馬自身の完成度の違いで出せた時計なのかもしれません。
中内田厩舎といえば、ダノンプレミアムと同厩舎ですね。
グレードの高いレースを勝つことで世間の注目度は上がりますから、中内田厩舎のエースはダノンプレミアムだと99.9%の人が思うはずです。
ただ、今回の場合は僕は0.1%側になります。真打は実はダノンプレミアムではなくタングルウッドなのではないかと思っています。
まあ、新馬以降1戦も出ていないので妄想ではなんとでも言えますね。
『あー、またなんか言ってるわ。』って感じで流してもらえると結構です。
ステルヴィオの3馬身前にダノンプレミアムがいる。
エポカドーロの3馬身前にタングルウッドがいる。
単純な着差比較ではありません。そのくらいの実力差だと感じています。
ダノンプレミアムとタングルウッド、ここの実力差がどのくらいかは定かではないので、同厩舎の直接対決が実現すれば非常に楽しみだなぁ〜。
長々と書いてしまいましたがもうこれ以上書けることがありません。
なかなか記事は書かないですが、今後ともご愛読よろしくお願いします。
それでは。